Case study
事例紹介
─Business Treasure Hunting─
Case 01
知財の価値を高めるために、
企業と企業をマッチングしていく。
証券会社で培ったネットワークを最大限に生かして
証券会社で地銀やベンチャーキャピタル等を通じた企業のマッチングを担当してきました。そこで地方銀行とのネットワークが培われ、様々な企業の経営者同士を引き合わせ、ビジネスのシナジー効果を生み出す成功経験をいくつも積んできたのです。こちらに入るきっかけは、訪問先企業先の多くで正林が顧問をしていたこと。ベンチャーの支援を行う際に、特許事務所が入ると技術的な裏付けが生まれ、それだけ投資が行いやすくなるのです。そんな出会いをきっかけに、お客様の知財の価値を広げていくために企業マッチング・サービスを行いたいと相談され、参画することを決めたのです。
必要な機能を持つ企業との出会いを創出。
マッチングの具体的な組み合わせとしては、ある製造メーカーと、その技術的課題に応えられるような能力や工場などを持つ企業と引き合わせるなど。証券会社時代に培った全国ネットワークを使って、お客様のニーズを流し、数件の問い合わせをもらいます。それをお客様にご紹介し、吟味していただきながら随時、サポートを行っていきます。守秘義務の点からあまり具体例はお話しできませんが、たとえば、とあるお菓子メーカーと「お菓子を、ふわっとつつむ技術を持った機械メーカー(IT×機械を得意とする企業)」とのマッチングなどユニークな組み合わせがたくさんありますね。他にも、特殊な異常を検知する技術もあれば、ネット系企業に対して、魅力的な商材を持つ企業を紹介するなど。お客様の事業や希望によって扱う内容は千差万別です。
経営者たちの熱い想いを叶える醍醐味。
私たちのサービスは今後、ますます必要とされる存在になっていくでしょう。特許を出すだけなら、いつかAIで代用できる時代が来るかもしれません。価格競争も起きてくるはず。そうした中、事業のそのさきを見据えて企業同士をマッチングさせていくのは、非常に先見性のある取り組みだと感じています。また私にとって、ここで働く魅力は、新たに事業を立ち上げる人の熱い想いにいつも触れていられることです。優れた技術や人の情熱をサポートし提携や契約という形に変えていける醍醐味を感じながら、これからも、技術の先端に触れていきたいと思います。
プロフィール
PROFILE
中川 潤
2019年入所、新卒で日興証券会社(現SMBC日興)入社。
仏BNPパリバ系証券在日代表を経てみずほ証券にて金融仲介、マッチング部門を新設。
地方銀行を通じて金融スキルと経営者のマッチングのネットワークを生かすべく入社。
Case 02
知財を軸に多角的に、
事業の成功を支援していく。
アメリカで知財ビジネスの可能性を模索してきた。
大学を卒業して弁理士になり13年ほど特許事務所で働くうち、知財の価値をもっと広げていきたいと考えるように。その一環で、海外でも視野を広げたいと思い、同じ発想を持っていた正林に入所。早速、アメリカで日本企業の新規事業開発のサポートや米国ベンチャー等に対して日本の知財に関するリサーチ知見(IPランドスケープ®等)などを提案しようとトライしました。各社、興味は持ってくれるものの具体的なビジネスに結実することは少なく、知財を使って事業を具体化するには、適切な事業パートナーをマッチングするなど周辺サービスも必要だと気づいたのです。そこで、アメリカ進出は中断。ただ、ここで得た気づきが今のビジネストレジャーハンティング事業に繋がっています。
知財を武器に競争優位性を作り出す。
このサービスはベンチャーを対象にした知財コンサルティングです。立ち上げ当初は、知財部を持たないベンチャーの「外部知財部」として機能するつもりでしたが、実際は知財に偏ることなく、事業戦略の立案に関わる顧問サービスへと進化してきました。お客様は、なんらかのテクノロジーを持ち発明を知財化する企業から、知財の観点からより確かな競争優位性を作りたいと考えるお客様まで様々。その毎日は、コンサルタントとしてお客様のところに伺い(現在はweb会議も多いですが)、事業内容や経営者の思いなどを聞きながらブレインストーミング。こうした話し合いから、注力するべき方向性を絞り、技術開発を支援したり、知財化のアドバイスを行ったり、パートナー企業をご紹介するなど、実に多岐に亘ります。
世界に勝つために、どこまでもサポートしていく
私は、弁理士としての知見を活かしながら、現在はコンサルタントとして顧客に向き合っています。サービス開始からまだ日は浅いですが、私たちのように、知財を起点に提携先の紹介を行ったり、時には投資の相談にまで乗ることのできる存在は非常に珍しい。最近は、企業トップとの強いネットワークを持つ方が参画し、さらに企業同士を結びつけやすくなりました。将来的には、IPOやM&Aなどのイグジットのサポートまでサービスを拡大していきたいと思っています。残念ながら、日本は知財をビジネスに活かすという点では必ずしも先進国とはいえません。しかし、それは、ルールを上手に使いこなせていないだけで、優れた技術やアイデアは生まれ続けています。それを特許等の知財で守り権利化するだけでなく、仲間を作り、世界に新たなルールと市場を作っていく。企業に新たな勝ち方を提案していくのが私たちのミッション。そして、私たち自身も、自身の事業領域を拡大しながら、さらに社会に貢献していける存在を目指していきたいと思います。
プロフィール
PROFILE
鶴本 祥文
大学を卒業後、特許事務所に入所し、弁理士の資格を取得。
10年以上ソフト系の特許、商標等の知的財産を中心に扱う。
知的財産価値評価推進センター等を経て、2013年に正林国際特許商標事務所に入所。
ベンチャー企業の知財発掘から、知財戦略立案・実行、知財価値評価・知財ビジネス評価書、投資場面での知財DD、契約交渉支援、知財を核にした提携サポートまでを担う。
事業内容については
こちらからご覧ください。
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Business Treasure Hunting
(正林国際特許商標事務所)
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JIPS
(日本知財標準事務所)